160505 気候撮「夏」
立夏 | (りっか)この日から立秋の前日までが暦の上では夏となります。新緑に彩られ、さわやかな晴天が続く頃です。ちょうどゴールデンウィークの時期にあたり、レジャーに出かけるにもよい気候です。 | |
5月5日 | 初候 蛙始鳴(かわずはじめてなく) | 蛙が鳴き始める頃。水田の中をスイスイ泳ぎ、活発に活動を始めます。「かわず」は蛙の歌語・雅語。 |
4月8日(金) 雨上がりの朝、家の周りの田んぼから蛙の合唱が聞こえてきました。声のする辺りを暫く彷徨いましたが、姿を見つけることは適いませんでした。 昼前、花壇にアマガエルが1匹姿を見せました。 |
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5月10日 | 次候 蚯蚓出(みみずいずる) | みみずが地上に出てくる頃。畑土をほぐしてくれるみみずは、動き始めるのが少し遅めです。 |
6月24日(金) やっとお出ましです。 |
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5月15日 | 末候 竹笋生(たけのこしょうず) | たけのこが出てくる頃。たけのこは成長が早く、一晩でひと節伸びると言われています。 |
4月6日(水) 夕方、隣家の竹藪から主が1本のタケノコを掘り出しているのに出会いました。例年よりも相当早い初物です。 4月13日朝、隣家より収穫したばかりのタケノコをいただきました。写真は、そのときのものです。 |
小満 | (しょうまん)陽気がよくなり草木が成長して茂るという意味です。農家では田植えの準備を始める頃。動物や植物にも活気があふれます。また、秋にまいた麦の穂が付くころで安心する(少し満足する)という意味もあります。 | |
5月20日 | 初候 蚕起食桑(かいこおきてくわをはむ) | 蚕が桑の葉を盛んに食べだす頃。蚕がつむいだ繭が美しい絹糸になります。 |
戦前は当地でも養蚕が農家の仕事の一つだったのですが、今は桑の木を見かけることさえありません。 ネット上の写真を借用しました。 |
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5月26日 | 次候 紅花栄(べにばなさかう) | 紅花の花が咲きほこる頃。紅花は染料や口紅になり、珍重されました。 |
紅花は当地では見たことがありません。 ネット上の写真を借用しました。 |
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5月31日 | 末候 麦秋至(むぎのときいたる) | 麦の穂が実り始める頃。「秋」は実りの季節を表し、穂を揺らす風は「麦の秋風」。 |
私が子どもだったころは麦も栽培していたのですが、現在、当地で麦を作っている家はありません。 ネット上の写真を借用しました。 |
芒種 | (ぼうしゅ)「芒」とはイネ科植物の穂先にある毛のような部分のことで、稲などの穀物の種をまく時期という意味です。田植えの目安とされ、農家が忙しくなる時期。梅雨入りも間近で少し蒸し暑くなってくる頃です。 | |
6月5日 | 初候 蟷螂生(かまきりしょうず) | かまきりが卵からかえる頃。ピンポン球ほどの卵から数百匹の子が誕生します。 |
今年はどうしたことか、7月末までカマキリを目にしていません。 ネット上の写真を借用しました。 |
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6月10日 | 次候 腐草為螢(くされたるくさほたるとなる) | 草の中から蛍が舞い、光を放ち始める頃。昔は腐った草が蛍になると考えていました。 |
6月6日(月) 近くの川の岸辺にホタルが舞っていました。 当地は、一昨日入梅しました。 |
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6月16日 | 末候 梅子黄(うめのみきばむ) | 梅の実が黄ばんで熟す頃。青い梅が次第に黄色みをおび、赤く熟していきます。 |
6月22日(水) 庭先の梅の実が黄色みを帯びてきました。昨日は夏至でした。 |
夏至 | (げし)北半球では、太陽が最も高く昇り、1年で最も昼が長い日です。ただ、日本では梅雨のシーズンでもあるので、日照時間が短く、あまり日の長さを実感できないかもしれません。暦の上では夏の折り返し地点にあたり、夏至を過ぎると暑さが増して本格的な夏がやってきます。 | |
6月21日 | 初候 乃東枯(なつかれくさかるる) | 夏枯草の花が黒ずみ枯れたように見える頃。「夏枯草」(かごそう)はうつぼ草の異名です。 |
うつぼ草もあまりみかけなくなりました。写真は、2014年8月3日に車山高原で撮った1葉です。 | ||
6月26日 | 次候 菖蒲華(あやめはなさく) | あやめの花が咲き始める頃。端午の節供に用いる菖蒲(しょうぶ)ではなく、花菖蒲のことです。 |
6月22日(水) 梅雨空が続くこの時期、花菖蒲のしっとりと濡れた感じの花が似合います。 |
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7月1日 | 末候 半夏生(はんげしょうず) | 半夏が生え始める頃。田植えを終える目安とされました。「半夏」は「烏柄杓」(からすびしゃく)の異名。 |
7月4日(月) カラスビシャク。ドクダミに似たハンゲショウという植物がありますが、半夏生とは別物。 夏至の末候ですが、市街地の予想最高気温は34度。大暑の候です。 |
小暑 | (しょうしょ)だんだん暑さが増していくという意味で、梅雨明けも近くなり、湿っぽさの中にも夏の熱気が感じられるようになります。海や山に出かけるのにもいい時期です。また、小暑と大暑を合わせたおよそ1か月を「暑中」といい、「暑中見舞い」を出す期間とされています。 | |
7月7日 | 初候 温風至(あつかぜいたる) | 熱い風が吹き始める頃。温風は梅雨明けの頃に吹く南風のこと。日に日に暑さが増します。 |
7月10日(日) 記録的遅生まれの台風1号による前線の影響で、一昨日の夜からまとまった雨が降りました。そして今日、夏空が戻ってきました。梅雨明けも近そうです。 |
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7月12日 | 次候 蓮始開(はすはじめてひらく) | 蓮の花が咲き始める頃。優美で清らかな蓮は、天上の花にたとえられています。 |
6月23日(木) すぐ近くの用水池の睡蓮が開花しました。 |
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7月17日 | 末候 鷹乃学習(たかすなわちがくしゅうす) | 鷹の子が飛ぶ技を覚え、巣立ちを迎える頃。獲物をとらえ一人前になっていきます。 |
当地には鷹は生息していません。 ネット上の写真を借用しました。 |
大暑 | (たいしょ)夏の暑さが本格的になるという意味ですが、子どもたちは夏休みに入ってわくわく。農家にとっては田の草取り、害虫駆除など暑い中での農作業が続く大変な時期です。また、土用の丑の日が近く、夏バテ防止にうなぎを食べたりする頃です。 | |
7月22日 | 初候 桐始結花(きりはじめてはなをむすぶ) | 桐の花が実を結び始める頃。桐は箪笥や下駄など暮らしの道具に欠かせないものです。 |
桐の木を見かけることはありませんね。 ネット上の写真を借用しました。 |
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7月28日 | 次候 土潤溽暑(つちうるおうてむしあつし) | 土がじっとりとして蒸し暑くなる頃。蒸し暑いことを「溽暑(じょくしょ)」と言います。 |
7月28日(木) ちょっと動くと汗がしたたり落ちる1日です |
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8月2日 | 末候 大雨時行(たいうときどきふる) | ときどき大雨が降る頃。むくむくと湧き上がる入道雲が夕立になり、乾いた大地を潤します。 |
8月1日(月) 1日早いですが絶妙のタイミング。午後3時頃に入道雲が湧き立ち、5時には樋から溢れるほどの夕立になりました。 |