160301 One Shot 2016.3

2016年3月のOneShotアルバムです。

3月1日(火)

春は雪景色から始まりました。
昨日、急激に発達した低気圧によって雪が降り、今朝は真冬並みの寒さです。とは言っても、陽射しの明るさは春そのものです。
3月3日(木)

ひな祭りです。

日本のひな祭りのルーツは、3世紀前後の古代中国で行っていた風習に基づくといわれています。中国では、“季節の変わり目は災いをもたらす邪気が入りやすい”と考えられ、3月最初の巳の日=上巳(じょうみ)に水辺で禊を行ったりする風習がありました。これがやがて遣唐使によって日本に伝えられ、禊の神事と結びつきます。現在でも日本の各地で行われている「流し雛」は、その時代の名残といわれています。
江戸時代になって、「上巳の節句(3月3日)」が「五節句」のひとつに定められ、「人日の節句(1月7日)」「端午の節句(5月5日)」「七夕の節句(7月7日)」「重陽の節句(9月9日)」と並ぶ、重要な年中行事となりました。もともと「上巳の節句」は男女の区別なく行われていた行事でしたが、「端午の節句」が男の子の節句として祝われるようになったことに対して、3月3日が女の子の節句として定着したようです。

旧暦の3月3日は1月ほど先になります。以前、我が家では4月3日に菱餅を作っていました。その頃には餅に入れるヨモギもほどよく生育していました。
3月5日(土)

啓蟄の今日は、温かい春の陽が差しています。

クリスマスローズの花が開きました。ヒイラギナンテンの蕾もほころび始めました。
野に出ると、生まれたばかりの蕗の薹と花が開いた蕗の薹が並んでありました。生まれたての方は、かぐや姫誕生の場面を想起させます。
今朝の新聞に、地球温暖化やヒートアイランドの影響で、多くの気象台が季節を告げる鳥や虫や花の便りを発表できなくなっていると書いていました。当地のタンポポも冬場に花を付けたりしていましたが、これは間違いなく季節の花です。
花が増えてくると、虫たちの活動が始まります。さて、このさなぎ繭からはどんな成虫が生まれてくるのでしょうか。
3月6日(日)

リュウキンカの艶やかな黄とフクジュソウのしっとりとした黄が対照的で、趣があります。傍らのユキヤナギが早くも花を付け始めました。今日も春の日和です。
3月8日(火)

午前6時、東方に春霞がたなびいていました。6時半過ぎ、西方の霞が徐々にミルクの濃さを増し、きれいにたなびきました。そして、それから10分後にはすべて消えていきました。
3月12日(土)

光の春

久しぶりに霜の朝になりましたが、陽射しの明るさにハッとしました。それは、3月1日の写真と比べても歴然です。
3月14日(月)

なごり雪

夜来の雨が、6時過ぎには雪混じりになり、やがて本格的な雪降りになりました。湿り気の多い春の雪です。
3月19日(土)

昨夕から明け方まで、春の雨が降りました。季節が一気に進んだように感じます。
紫木蓮の蕾が開き始めました。昨日はわずかに1つ、細く紫が見えていただけなのに…。
スイセンも咲きそろいました。これはラッパスイセンですね。
ユキヤナギも花数がうんと増えました。
最後の1枚は、フクジュソウです。葉の緑が深くなって、草丈が伸びていました。花は、鞠状に姿を変えています。
3月24日(木)

何株もあるレンギョウの最初の一輪が開花しました。シモクレンも開き始めました。

今朝の新聞の地方欄に、例年より早いサクラの開花とツバメの初飛来が報じられていました。七十二候では、3月20日が雀始巣(すずめはじめてすくう)、3月25日が桜始開(さくらはじめてひらく)です。まさに暦どおりの陽気ということになりますが、高原地帯の当地ではもう少し先になりそうです。
3月28日(月)

にわか雨の止み間に桜の木を見ると、何十羽もの小鳥たちが羽を休めていました。
3月31日(木)

3月の最終日、開花宣言です。裏に植えているハナモモ、隣家のヒガンザクラ、表に植えているシモクレンが一斉に開花しました。

ne Shot 2015年度の1年が終わります。



inserted by FC2 system